災害について考える ― 自閉症児者とともに備えるために

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災害は“いつか”ではなく“誰にでも起こること”

「災害は平時に備えることが大切」とはよく言われます。
しかし実際に、具体的に何をどう備えるのか、特に自閉症児者やそのご家族にとって必要な準備や対応とは何かを、私たちはどれだけイメージできているでしょうか。

そんな問いかけから始まるのが10月11日(土)開催のシンポジウム「災害について考える」です。

体験して、考える。備えを自分ごとに

今回のシンポジウムでは、講演やパネルディスカッションに加えて、実際に体験できるブースもご用意。

•見て、触って、食べてみる 非常食体験
•避難所生活をイメージできる 段ボールベッド体験
•必要な備えを学べる 防災グッズ展示・相談コーナー

「知る」だけでなく「感じる」「試す」ことで、初めて気づけることがあります。

災害と「共に生きる」社会づくり

まめぷろマガジンでは、毎年4月2日の世界自閉症啓発デーを応援してきました。
街を青く灯す活動を取材する中で感じてきたのは、自閉症児者と社会が共に生きるためにはお互いの理解とつながりが、どれほど大切かということです。
困っている人に思いを馳せること
社会は様々なひとによって成り立っているのだということを知ること
それこそが「優しい社会」の実現への一歩だと感じています。
災害は、誰にとっても避けられない出来事。
そのとき、自閉症児者をはじめとした社会的弱者と共に避難することを想定することは、
結果的にすべての人を守る仕組みづくりにつながります。

ご参加のお願い

「災害について考える」ことは、少し怖いテーマかもしれません。
でも、このシンポジウムでは “みんなで” 体験しながら考える ことができます。
「もしもの時」を知ることが、日常を安心して暮らす力になる。
私たちはそう信じています。
ぜひ多くの方にご参加いただき、ともに「災害について考える」機会にしていただければ幸いです。



【プログラム内容】
■ 第1部 基調講演
「災害時における自閉症児者支援」
講師:黒川 新二 氏(黒川メンタルクリニック院長/札幌ポプラ会 顧問)
■ 第2部 パネルディスカッション
行政・福祉・医療・保護者、それぞれの立場から災害時支援を考えます。
登壇者には、北海道D-WATで活動する石黒尚行氏や、札幌市で要配慮者支援を担当する乙坂明史氏も加わり、多角的に語り合います。
■ 第3部 体験・交流ブース(無料・要申込)
実際に体験し、学び、参加者同士でつながることのできる時間です。

【開催概要】

•日 時:2025年10月11日(土)第1・2部 14:00~16:30/第3部 16:30~17:30
•会 場:北海道立道民活動センター かでる2.7(札幌市中央区北2条西7丁目 520研修室)
•形 式:ハイブリッド(会場+オンライン配信)
•参加費:会員 1,000円/一般 2,000円 ※第3部は無料(要申込)
•お問い合わせ:メール poplar.sub@gmail.com/FAX 050-3588-7924
•申込期間:7月10日~10月9日
•申込方法:Peatixより受付(QRコードを読み取ってください)
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